貧困状態に苦しむ若い女性が増えている。1月27日のNHK「クローズアップ現代」が報じるところによると、働く女性は全国で2770万人いるうち、不安定な非正規雇用で働く女性の割合は57.5%にのぼるという。そして、単身女性の3分の1が年収114万円未満の「貧困状態」にあり、深刻化しているのが10代・20代の“若年女性”の貧困問題だ。今10代・20代の働く女性は全国で503万人。しかしこの20年、正規の職に就ける若い女性は急速に減って、高卒女性の場合、正規の職に就ける人の割合は48.4%にとどまっているという。 番組では、母子家庭の母親の持病に因る生活苦の影響を受けコンビニのバイトで家計を支え通信制高校の学費を稼ぐ、さいたま市に暮らす鷲見千寿枝さん(19)や、青森県から職を求めて上京した19歳の女性、2つの仕事を掛け持ちして月収13万円前後の25歳の女性らを取り上げる。25歳の女性は周囲の男性も