ブックマーク / ascii.jp (6)

  • 日本生まれの初音ミク、アメリカ育ちのヒップホップ【前編】 (1/6)

    去年の秋、アルテスパブリッシングから出版された「文化系のためのヒップホップ入門」というがやたらと面白かった。音楽ライターの長谷川町蔵さんと、慶応大准教授の大和田俊之さんによる対談形式ので、平易な表現で読みやすく、ディスクガイドも充実。当然ながらよく売れていて、評判も高い。 しかし、入門する気がなくても面白い。というのも結果的にヒップホップの切り口から、それ以前の音楽を批評した内容になっているからだ。長谷川さんが冒頭に宣言するのは次のようなテーゼだ。 「ヒップホップはロックと同じ音楽だと思うから面白さがわからないのであって、ヒップホップは音楽ではない」「ヒップホップは一定のルールのもとで参加者たちが優劣を競い合うゲームであり、コンペティションです」 あれーっ、そうだったの? という感じだが、このの企画は音楽史研究者であるにも関わらず「ヒップホップの壁を超えられなかった」大和田さんが、自

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    nisinao
    nisinao 2012/03/14
  • 消えゆく日本文化、若者につなげ ニコニコ動画に“再生”の灯 (1/4)

    今年で5周年を迎えた投稿動画サービス・ニコニコ動画。日常のクスッと笑ってしまう場面から、自作の歌や曲、ダンスや演奏など、数えきれないほどのジャンルの作品が投稿され、10~20代の支持を受けて成長してきた。 そんなニコ動で今、面白い現象が起こっている。若者文化とは縁遠そうな伝統芸能系動画が驚くほど支持されているのだ。中でも最も有名なのは、昨年8月に投稿された「【邦楽BadApple!!】傷林果」(しょうりんか)だ。 三味線の杵家七三(きねいえ なみ)さんをはじめ、箏、尺八、太鼓という和楽器で構成された「杵家七三社中」が、ニコニコ動画で非常に人気の高い同人ゲーム「東方Project」(以下“東方”)のBGMをアレンジした「Bad Apple!! feat. nomico」を演奏している。なぜ伝統芸能のプロが同人ゲームBGMなのか。そしてなぜ音もPVもこんなに“気”なのか。 その「先生、なに

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    nisinao
    nisinao 2012/02/21
  • KORGは「けいおん!」を本気で愛していた (1/7)

    ギターやベースに差し込み、ヘッドホンをつなぐだけで格的なアンプのドライブサウンドが楽しめる。VOX「amPlug」シリーズは、深夜の練習やリハーサル用のヘッドホンアンプとして人気が高い。AUX端子にiPodを接続すれば、好きな曲をバックに演奏できるので、特に楽器を始めたばかりの初心者にはうってつけのアイテムだ。 VOXはイギリスに拠を置く楽器メーカーで、ビートルズが使ったアンプ「AC30」や、ジミ・ヘンドリックスが使ったワウペダルなど、ロック史に残るサウンドを創ってきた名門ブランドである。そのVOXブランドを冠するだけあって、たとえ小さく安価な製品でも、その出音は期待を裏切らない。 amPlugシリーズには、実在のアンプをシミュレートしたものや、ジョー・サトリアーニのシグネチャーモデルなど、すでに数多くのシリーズバリエーションが存在するが、そこに「けいおん!」シリーズが加わった。最初は

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    nisinao 2011/12/04
  • ASCII.jp:電子書籍を紙で売る! 「コトリコ」挑戦への道 (1/5)|古田雄介の“顔の見えるインターネット”

    2011年2月、1冊の電子書籍が話題を集めた。タイトルは「348人の女工さんに話を聞いてみました」。大正時代の警察が工場の従業員に労働環境を聞き取りしたレポートから女工の回答を集めて編集したで、作者はブログ「コトリコ」を運営するコトリコ氏だ。 注目はその販促方法。販売するのは、電子書籍がダウンロードできるURLをプリントした「段ボール」だ。電子書籍マーケットではなく、低コストで参加できるAmazonの委託販売サービスを利用している。480円の値が付けられた段ボールには、販売予定の3月22日までに1000件近くの予約が集まったということだ。 ※ 取材は東日大震災発生以前に行なった。震災の影響を受け、販売時期は4月に延長されている(筆者註) コトリコ氏は、この取り組みの目的に「個人が電子書籍販売で利益を得る」ことを掲げていたが、来の目的は別のところにあるらしい。顔の見えるインターネット

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    nisinao
    nisinao 2011/04/02
  • 漫画の中で犯罪を表現したらアウト!? (1/3)

    12月6日、「『非実在青少年規制』改メ『非実在犯罪規制』へ、都条例改正案の問題点は払拭されたのか?」と題された集会が開催された(主催:東京都青少年健全育成条例改正を考える会/協力:コンテンツ文化研究会) 12月6日、いわゆる都条例問題を考えるシンポジウムが「なかのZERO」で開催された。 開催予告から当日までの期間が短く、告知も主催と出演者たちがTwitterなどで参加を呼びかける程度だったが、当日は整理券が発券され、定員550人の会場に1600人近くが集まり、会場周辺には長蛇の列ができた。 あふれた約1000人の参加希望者はサブ会場でのパブリックビューイングとなったが、そのサブ会場にも入れずに帰る人も出るという盛況ぶりで、この問題に対する関心の高さが伺えた。 当日は、評論家の呉智英氏(日マンガ学会会長)をはじめ、漫画家のとり・みき氏、作家の山弘氏、ジャーナリストで前衆議院議員の保坂展

    漫画の中で犯罪を表現したらアウト!? (1/3)
    nisinao
    nisinao 2010/12/13
  • あなたの声で歌うソフト「UTAU」の奇妙な世界 (1/5)

    歌声合成ソフトと言えばVOCALOID(ボーカロイド)シリーズだが、今やそれに次ぐ勢力と言えるのが、フリーソフト「UTAU」だろう。2008年3月の登場以降、徐々に進化を続け、ネット発の楽曲制作ツールとして独自の存在感を持つに至った。 VOCALOIDとの大きな違いは「中の人」を自前で作れること。指定された130個程度の音素を録音し、UTAU側で設定すれば、誰でも自分の声で歌わせられる。UTAUの魅力はそうした自由度の高さにあり、ユーザーが制作した音源、UTAUで作成された楽曲が大量に公開されている。 このようにVOCALOIDと比較されがちなUTAUだが、どうやら商用ソフトとはまったく異質の進化を遂げるに至ったようだ。その経緯を開発者の飴屋・菖蒲(あめや・あやめ)さんに伺っている。(以下、文中では飴屋さん) 音響信号処理は専門外だった ―― 飴屋さんは音響信号処理を研究されているとか?

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    nisinao
    nisinao 2010/08/30
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