図の様に前半の形には大きな違いは有りません。違うのは後ろの形です。 涙滴型はスムーズに流れ去るようになだらかに絞り込まれています。 弾丸型は垂直に切り取られています。 このように形状が急に変わる場所、前から流れてきた水の影になるような場所は流れが剥離して乱流が背後を覆います。 剥離が発生すると抵抗が急激に大きくなります。 楕円型のようになだらかな形をしていても、蔭になる部分で乱流が発生します。ただし、なだらかなぶん弾丸型よりは乱流の規模が小さく、抵抗も少なくなります。 青で示したのは剥離が起き易い場所です。 足の裏や頭の後ろは陰になり易く、注意しないと剥離が起き、抵抗が増加します。 腕と腕の間の隙間が大きいと、肩や腕の内側から腕を巻いて脇の下に流れる量が増えるので、腕から脇が流れの陰になり乱流が発生し易くなります。 腕と腕の間を閉める事と、足の裏や頭の後ろを水平にする事は重要でしょう。