都市部の気温が周辺よりも高くなるヒートアイランド現象の影響で気温が上昇するのは、主に夜から明け方にかけてで周辺よりも推定で3度以上高くなっていることが気象庁の分析で分かりました。 「ヒートアイランド現象」は、舗装された道路やコンクリートの建物などに熱がたまったり、建物や自動車などから熱が排出されたりして都市部の気温がその周囲より高くなる現象です。 気象庁がヒートアイランド現象の影響で気温がどの程度上がっているのか、東京、大阪、名古屋の大都市圏の去年8月の1か月間を対象に分析したところ、平均気温が推定で1度から2度余り高くなっていることが分かりました。 東京で時間帯別に分析したところ、気温は日中の午後3時には新宿区や練馬区など内陸部で推定で1度程度の上昇でしたが、夜の8時や明け方の午前5時には23区を含む広い範囲で2度以上上昇していました。 中には推定で3度以上高くなっているところもありまし