「急性の痛み」と「慢性的な痛み」の違い ひざの痛みは、その原因や症状の重さによって大きく2つに分けることができます。 一つ目は、運動や事故などで一時的に膝に大きな負荷がかかることで起こる「急性の痛み」です。 膝まわりの組織の疲労がたまったり一部損傷したりすることで筋肉痛やねんざのような疲労性の痛みが起きたり、打撲、骨折、靭帯断裂といったケガによって痛みが生じるケースです。 痛みや腫(は)れなどの症状が軽度であれば、筋肉や靭帯が突発的に痛んだことによる一時的な痛みであるため、炎症が治まるまで安静にしていれば数日で良くなります。症状がひどい場合は大きなケガが発生している可能性があるため、応急処置を施した上で、早急に医療機関を受診する必要があります。 2つ目は、長年ひざを使い続けたり、加齢による膝の老化などが原因で起こる「長期的な痛み・慢性的な痛み」です。 膝まわりの筋肉や靭帯が衰え、膝関節の骨