《短編小説の書き方/実践》 前回の更新では、『とある科学の超電磁砲』の二次創作を行った。「暴力表現が酷すぎる」「萌えが足りない」などの問題を抱えているものの、「目標設定→達成」の流れや、「伏線→回収」の流れなど、ある程度はできていると自負している。小説を書き始めたばかりの頃は文章を書くことに目を囚われて、ストーリーを書くことが出来なかった。 いわゆる「ハウツー本」には小説を書く際のTipsが載っている。けれど、それらTipsを実践的に用いるのは簡単ではない。いうまでもなく、理論と実践は違う。やれ「三幕構成」だ、「対立構造」だ、「伏線回収」だ、と知識を詰め込んでも、それを実際の創作に活かせなければ無意味だ。 そこで、このエントリーでは、私がどのような手順であの小説を書いたのか説明する。いわゆる「創作技巧論」的なものを、きちんと活かせているかどうか確認したい。 なお、本文に入る前に、一読してい