写真はスウェーデン最大の自動車メーカーのボルボ社の日本法人ボルボ・カーズ・ジャパンが1990年5月17日の日本経済新聞に出した広告。 「私たちの製品は、公害と、騒音と、廃棄物を生み出しています」というキャッチコピーに多くの人が驚いた。これは自動車が地球環境にマイナスの存在であることを、自動車メーカー自らが初めて認めた広告だからだ。 ボルボは、その現実を直視し、真実を語り、そのマイナス面解消のため、全社をあげて取り組んでいる姿勢を下半分のボディコピーで示した。この姿勢に読者はボルボへの信頼感を抱いたのではないかと思う。 真実を偽りなく語る姿勢から「信頼」は生まれる。