スカートの下にズボンをはいた高校時代。 私の自認は現在、身体は女性、性指向はバイセクシャルです。 そして解離性同一性障害(DID)という記憶障害を伴う精神病を患っています。 カノジョと一緒に10年ぐらいかけて、人格(記憶)の統合をしてきましたが、まだ記憶が飛ぶことがしばしば起きます。 子供時代の私は「自分は女性なのだろうか。男性なのだろうか。女性が好きなのだろうか。男性が好きなのだろうか」と悩みました。 なにせ出ている人格ごとに性別も性指向も違います。 特に困ったのが記憶障害でした。 Aという人格が古典を学んでも、Bという人格でテストを受けると、忘れてしまっていて点数が悪くなるのです。 高校時代の私は、スカートの下にジャージのズボンをはいていたのですが、それは寒さ対策だけではなく、人格が交代した時に感じる服装の違和感を消すのにも役立っていました。 記憶の引き出しが入れ替わるたびに、薄れたり