ちくま学芸文庫が出始めた頃そこに並ぶ本は20代の私にはあこがれだった。背伸びして眺めたり、赤坂憲雄氏の本を手に入れたこともある。それを思い出す。「火山列島の思想」という本があり私はそれを時々気にしていた。お金が乏しく図書館で借りたりしたもののその当時の私には著者の仕事の意味がよくわかっていなかった。その著者国文学者益田勝実氏が亡くなられた。 あっと思った。 http://mainichi.jp/select/person/news/20100321k0000m060073000c.html そのことを知ったのは昨日のツイッター上の笠間書院さんのポストであった。笠間書院のポストで益田勝実氏の著述でCiNiiで読めるもの(一覧はこちらCiNii Articles 検索 - 益田 勝実)があると知り、早速「柳田國男・その詩の別れ」を読んでみた。http://ci.nii.ac.jp/naid/