おもしろいもん観たいじゃん
ソ連の崩壊により北アジア・ユーラシアの考古学研究は九〇年代後半から二〇〇〇年代にかけて様々な発見が相次ぎ非常に大きく進歩している。本書は、日本人として現地に赴きモンゴル史上の様々な発見をリードしている著者が、近年の様々な研究成果を盛り込み、あらためてチンギス・カンと彼の打ち立てたモンゴル帝国草創期についてまとめた、非常に面白い一冊だ。 これまでヴェールに包まれていたチンギス・カン以前のモンゴル史に始まり、モンゴルの軍事・政治・社会・生活・信仰、そして様々な遺跡からわかるモンゴル帝国の実情まで広く深く描かれているが、やはり面白かったのは「ヘルレンの大オルド」と伝わるチンギスの都としてほぼ確実視されているアウラガ遺跡の話だろう。 『アウラガ遺跡はモンゴル中東部、ヘルレン河上流のヘンティ県デリゲルハーン郡にある十三世紀の集落跡で』(P85)、1967年に発見されていたが、本格的調査が進んだのは九
「紙媒体の方がディスプレーより理解できる」 ダイレクトメールに関する脳科学実験で確認 2013年7月23日 情報管理ソリューションのトッパン・フォームズ株式会社(以下、トッパンフォームズ)は、ダイレクトマーケティングの専門会社、株式会社ニューロ・テクニカとダイレクトメール(DM)に関する脳科学実験を国際医療福祉大学の中川雅文教授(医学博士)の監修のもと実施しました。今回の実験では、近赤外分光法(NIRS:near-infrared spectroscopy)を用いて、人がある特定の活動をするときに脳のどの部位が関わっているのかを調べることができる近赤外光イメージング装置を利用し、DMに接したときの脳の反応を測定しました。個体差がない非常にシンプルな生理学的反応から、少ない被験者数(6名)でも安定した結果を導き出せるのがこの装置の特徴です。その結果、DMのメディアとしての特性や他のメディアと
公安調査官(こうあんちょうさかん)とは、日本の公安調査庁に所属する国家公務員(公安職)で、破壊活動防止法や無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律に基づいて、暴力主義的破壊活動を行う危険性のある団体について情報収集(諜報・諜報活動)し、調査の結果、規制の必要があると認められる場合には、団体の解散や取締り等を行うことを職務とする。 法務省の外局である公安調査庁(本庁)、その地方支分部局である公安調査局と公安調査事務所などに配置されている。 調査対象は、対外的には、北朝鮮、中国、韓国、ロシア、国際テロ組織など、対内的にはオウム真理教、旧統一教会とその関連団体、日本共産党、極左暴力集団(新左翼)、右翼団体、その他の過激派諸団体である。 公安調査庁の令和三年度の定員は1,547人。国家公務員削減の流れに反し、平成16年度定員から99人増員されている。職員は、国家公務員I・II・III種試験
市場経済化の波にのみこまれた「南の理想郷」。財政赤字と格闘しつつも福祉国家を再構築しようとした90年以降の政策改革の背景と結果を問題別・分野別に検証。概念的・実践的弱点を分析し、「効果的な福祉国家」への助言を提供する。 この書籍は品切につき入手できません 翻訳・刊行にあたって 序 文 第Ⅰ部 原則と主要テーマ 第1章 転換期のニュージーランド福祉国家(ジョナサン・ボストン) 福祉国家の類型 ニュージーランドにおける福祉国家の発展 1990年代の社会政策の発展 福祉国家は何処に行くのか 第2章 社会正義と福祉国家(ジョナサン・ボストン) 市場自由主義者たちによる福祉国家批判 市場自由主義者による批判の評価 消極的権利、積極的権利 経験主義に基づいた議論 結 論 第3章 持続可能な社会政策(マーヌカ・ヘナレ) マオリの真なる発展 マナ・マオリ、そして柱となる4つの概念 マオリの倫理と持続可能な
Ⅰ部で貧困問題から排除問題への推移をたどり、Ⅱ部で貧困・排除に抗する社会諸施策の1つであるRMI制度を丹念に考察。その実像を明らかにし、課題を見出し実行するフランスから日本の社会保護制度のあり方を問う。 この書籍は品切につき入手できません 序章 本書の問題意識 第I部 フランスの貧困 第1章 「栄光の30年」における貧困―残余とされた貧困 第2章 貧困の発見(1974年)―経済成長神話の崩壊 1 大量の貧困者の発見 2 政府の貧困の認知 貧困者数の推計 経済成長神話からの解放 3 貧困(者)調査 地域の貧困家族調査 所得分布調査 雇用問題の状況 第3章 1980年代の「新しい貧困」―失業の顕在化と生活の不安定化 1 失業・不安定化・貧困化 2 地域調査による失業と貧困 3 「新しい貧困」と社会保障 社会問題化した「新しい貧困」 「新しい貧困」と社会保障 社会保護制度の「穴」の実態 「貧困と
若者たちはなぜ、労働組合に加盟し運動という「抵抗」をしたのか。徳島県の請負労働者組合の7年にわたる丁寧な調査をもとに、その実態に迫り「新しい社会像」を作りだす主体を探る。 はじめに 序 章 「福祉国家の危機」と若年失業問題 第1章 アイズミテック偽装請負問題の概要と 偽装請負をめぐる整理 調査対象とアイズミテック労働問題の経緯/請 負労働者の基本属性と労働条件/偽装請負をめ ぐる法的関係/偽装請負に対する現在の司法判 断/請負制度から雇用労働への変化 第2章 偽装請負のもとで働く 若年労働者の労働過程 請負労働者の労働過程/制御板による調整―生 産技術部員と整備員/職務分離の曖昧化/新人 請負労働者の技能形成/改善活動と労働者の抵 抗/技能を中心とした職務集団の確立 第3章 トヨタ生産方式と労働者の抵抗 2000年以降におけるトヨタグループ経営方針の 変化/部品サプライヤーの技術的対応とそ
2015-04-18 日銀当座預金の「資金源」は私たちの銀行預金 日本銀行の量的・質的金融緩和を批判する池尾教授が、混乱したロジックを展開しています。 このままでは将来、日本は深刻なインフレに直面する:日経ビジネスオンライン 池尾:現在、日本銀行がやっている量的緩和というのは、準備預金を増発することで国債を大量に購入するというものです。準備預金というのは、民間の銀行が日本銀行にある自分たちの当座預金口座においている預金のことです。銀行が保有している準備預金の資金源となっているのは、私たちや企業が銀行に預けている預金です。銀行預金にはゼロに近い金利しか付かないけれど、国民はみんな文句も言わず銀行にお金を預けています。その預金を見合いに銀行は国債を保有したり、準備預金を保有したりしているわけです。 要するに今は、国債<-(日銀)<-準備預金<-(民間銀行)<-預金、という資金の流れになってい
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