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2017年2月18日のブックマーク (3件)

  • http://www.eng.u-hyogo.ac.jp/group/group42/books.html

  • トマス・カーライル (Thomas Carlyle)

    トマス・カーライルはスコットランドの陰気な隠者にして、きわめて影響力の高い作家。イギリスにおけるヨハン・ウォルフガング・フォン・ゲーテの弟子であり、ドイツロマン主義の後継者。若かりし日にはまた、サンシモン主義がかなりお気に入りで、チャーチスト運動も支持していた。だが後年にかれが政治経済問題についての立場は、反動トーリー主義に近いものだった。 カーライルは、当時イギリスに誕生しつつあった工業社会に対する、情熱的で説教師じみた反対で有名だ。その見解は『チャーチズム』(1840) や、特に『過去と現在』 (1843) によくあらわれている。後者はフリードリッヒ・エンゲルスの愛読書だった。カーライルは経済学者でもなく、学者ですらなかった。むしろ旧約聖書の預言者に近い。経済学者や経済学に対する根っからの蔑視は有名だ——経済学を「陰気な科学」と名付けたのはカーライルだ。その見解によれば、産業革命の弁明

  • 『経済学をまる裸にする』はあとがきだけで買った価値がありました。 - Dirge for the New Sunrise

    経済学をまる裸にする」の訳者あとがきを読みました。*1 経済学というのは面倒くさい学問と思われているんだよ、ということの有名な事例として、ハリー・トルーマンの「隻腕の経済学者がほしい」というお話があります。これと並んでしばしば見かけるものとして、トマス・カーライルが経済学を陰な学問だと評したことがあげられます。*2*3 わたしは、マルサスの人口論の結論が暗な未来を導くことから、カーライルが経済学を"the dismal science"と評したのだと思い込んでいました。ですがまったく違う文脈で使われたんだそうなんですよ。 そして「陰気な科学」という一節は、実は奴隷制翼賛論(!!)として悪名高い「黒人問題に関する時論」(1849)なる文章中に登場する。経済学というのは、人々を放置しておけば需要と供給で自然に人々が(奴隷も)働くようになると言っているのがけしからん、というのがカーライルの

    『経済学をまる裸にする』はあとがきだけで買った価値がありました。 - Dirge for the New Sunrise
    nizimeta
    nizimeta 2017/02/18
    “経済学というのは、人々を放置しておけば需要と供給で自然に人々が(奴隷も)働くようになると言っているのがけしからん、というのがカーライルの主張”