広く報じられている通り、社会保障と税制に関する一体改革法案が衆議院で可決され、現在、参議院の特別委員会で審議されています。このまま参議院でも可決されて成立すれば、現行5%の消費税率は2014年4月に8%へ、2015年10月に10%へ引き上げられる予定となります。いくつかのシンクタンクでは、この消費税率引上げと消費やGDPなどへの影響をリポートで取りまとめています。今夜は簡単にこれらを取り上げたいと思います。私の注目度に応じて、4本のリポートを取り上げますが、発表順に以下の通りです。 大和総研「社会保障・税一体改革による家計への影響試算」(6月22日)みずほ総研「消費税引き上げと個人消費」(6月27日)三菱UFJリサーチ&コンサルティング「消費税引き上げが個人消費に及ぼす影響」(7月5日)ニッセイ基礎研「消費税率引き上げによる経済への影響試算」(7月13日) まず、消費税率の引上げが一般的に