先月の話ですが日経コンピュータ(2006.1.23)の特集記事「IT関連学会の憂鬱〜遠ざかる産業界との距離」を読みました。気になった部分をメモ。 東京証券取引所で大規模なシステム障害が発生したIT業界。日本最大のIT専門学会である情報処理学会は、この件に関して正式なコメントや見解を一切示していない。障害原因の究明にも乗り出していない。 「社外の人と技術的な意見交換をする場はどこか」という質問に対して「学会」と答えた件数はワースト2位。 ワースト1位は教育機関。トップ1位はセミナー。 4年近くシステム構築関連の研究会に参加していたが、「自社の業務に役立った論文は皆無だった」 情報処理学会の論文には、本数稼ぎとしか思えない”ライト・オンリー”なものが多い。ライト・オンリーとは、執筆者と査読者しか読まないという意味だ。 余剰金を使って(情報処理)学会内部の事務システムの導入に乗り出したが、システ