約4万年前まで存在していた旧人類、ネアンデルタール人が絶滅した理由は諸説あるが、新たな研究によると、現生人類であるホモ・サピエンスと争いを繰り返していたわけではなく、性交するようになったことで滅んだ可能性があるという。 アフリカを除き、現代人のゲノムの約2%は実はネアンデルタール人のものだ。それと対照的に、ネアンデルタール人の体でホモ・サピエンスの遺伝子は見つかっていない。 『PalaeoAnthropology』(2022年10月27日付)に掲載された研究論文によると、ネアンデルタール人は我々の祖先と性交することで、ただでさえ少なかった人口が減り、ついには絶滅してしまった可能性があるそうだ。
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