考え方だけでなくイノベーションの種を育て、大きくしていく過程もイノベーションの芽を潰さないために必要不可欠な要素。独自の視点でイノベーションの種を育ててきたリバネス 丸さんは、生まれてきたイノベーションの種をどのように育ててきたのだろうか。実践から見いだしたノウハウを聞いた。 「イノベーションを起こす」はもう古い ──リバネス丸幸弘さんインタビュー前編 イノベーションを起こす「QPMI」サイクルとは ──イノベーションが生まれる過程について、今までの活動の中で見いだした方法論のようなものはありますか。 丸 P(計画)D(実行)C(評価)A(改善)サイクルは、生産管理や品質管理の向上には効果がありますが、イノベーションにはもっと自由で柔軟な仕組みが必要です。僕が考えるに、それは「QPMI」サイクル。Question(さまざまな事象から課題を見いだす)Passion(課題解決に対して情熱を抱く