ここ数年、広告会社あるいはエージェンシー(代理店)がやらなくてはいけない仕事として、クライアントの「サービス」開発支援、ということを考えています。 広告会社というのは、優れたプロダクツを持っているけれど、消費者あるいは顧客とのコミュニケーションがうまくいかないために、ビジネス上の成功をおさめられない場合に、最も力を発揮するものだと思っていますが、メディア環境の変化や消費者の情報接触に関する行動が変化する中、メディアを通じてメッセージを届けるといった単純な図式では、効果をうまくなりつつあります。 むしろ、プロダクトにまつわる周辺サービスが優れていれば、ソーシャルメディアによってクチコミの伝播力が強まっている中、そのプロダクト自体を他と差別化することができるでしょう。周辺サービスの中でも、ネットをベースにした「情報サービス」は、考えようによっては、非常に導入しやすく、またユーザーの利用とと