約6700品目が値上がりした10月に引き続き、11月も飲料や菓子類が値上がりした。消費者物価指数の上昇率は3%なのに対し、生活者が実感している物価上昇率は10%と、実際の値上がり率と体感に大きな開きがある。 事実、日本銀行が9月に行った生活意識に関するアンケート調査では「生活にゆとりがなくなってきた」という回答が半数を超えた。 この値上がりで生活が苦しくなったと感じているなら、いままでの「貯まらない生活」を改善する必要がある。ファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんが言う。 「確かに、物価は急激に上昇しています。しかし、もともと計画的に貯蓄できている人は、この値上がりでも大きなダメージは受けていません。“急に暮らしがカツカツになった”という人は、どこかで無意識に浪費している可能性があります」 日々節約しているつもりなのに、なぜか一向にお金が貯まらない家庭は少なくない。その場合、節約だと思っ