鹿児島市の魅力発信や観光PRを担う「かごしま親善大使」が廃止されることになった。新型コロナウイルスの影響で活動の場が減り、応募も低調なことが要因。今後は募集せず、2022年に就任した第18代の任期の24年11月で終了する。事務局の鹿児島観光コンベンション協会は「SNS(ネット交流サービス)のPRが主流になり、一定の役割を終えた」としている。 かごしま親善大使は1977年度から始まった「ミス鹿児島」が前身。2005年度に未婚要件を廃止して現在の名に改称された。同協会や市、鹿児島商工会議所などでつくる「選出運営委員会」が毎年2人ずつ選出し、任期は2年。15年度には女性要件も廃止されたが、これまで既婚者や男性の応募があっても、実際に選ばれた例はないという。