【人とペットの赤い糸】 人間の主な伴侶動物として犬、猫、うさぎ、馬が挙げられる。大動物である馬を介在させての「ホースセラピー(Horse Therapy)」は日本では20カ所ほどで行われているが、まだ知名度が低い。 よく調教された馬を介在させるホースセラピーは、古代ギリシャ・ローマ時代から、欧米を中心に行われている。ホースセラピーは、「馬介在活動」「馬介在教育」「馬介在療法」に大別されている。 馬介在活動は、馬に触れたり、なでたり、実際に乗馬したりする活動により、恐怖心の減少、健康の増進、平衡感覚の発達、筋力および運動機能の発達につながる。 馬介在教育は、児童の教育に馬の世話をさせたり、馬を介在させることにより、馬との意思疎通ができたり、精神的、人格的な成長を促すことを目的としている。 馬介在療法は、大きな馬に触れたり、馬を操ることで、自尊心の回復、慢性疾患や体の障害の改善ができる。また、