■我輩は新型である、名前はまだない JR東日本水戸支社は13日、勝田車両センター(ひたちなか市西大島)で、来年春に常磐線上野-いわき駅間でデビューさせる特急の新型車両「E657系」を報道陣に公開した。ヘッドランプがつり目状で、猫の顔にもみえるが、「名前はまだない」という。社内で愛称を検討している。 「水戸の梅をイメージした」(同支社)という白やピンクの車体色が特徴的。今月中に常磐線で試運転が始まる予定だ。車内設備はビジネスマンの利用が比較的多いため、各座席にパソコンなど電気製品が使えるコンセントを標準装備。車内表示板はフルカラーLED(発光ダイオード)を採用し、運行情報やニュースも発信する。 E657系の納入は震災の影響で予定より1カ月遅れ、5月27日から始まった。同支社の岡村淳宏運輸部長は「来年までしっかり準備を進め、快適にご利用いただく特急に育てたい」と話した。