こんにちは。主に新規ゲームのUnity開発を行っている細野です。 2Dゲームでは、画面内の表示位置を2次元の座標系で管理しますが、 画面内の表示座標系の他に、マップチップと呼ばれる正方形スプライトを並べたタイル単位の座標系を扱うゲームも数多く存在します。 マップチップを利用したゲームの例 このような2D整数座標に対しても、ベクトルや三角関数・行列・複素数などで定義される演算を用いることで、複雑な処理をシンプルに表現できるケースが多く存在します。 この記事では、2D整数座標の基本的な構造から数学を取り入れた演算について、ゲーム中での具体例を挙げて説明を行います。 また、応用しやすいように、理論や数学的な意味についての解説も行います。 向きと座標クラスの定義 座標計算の際、現在の座標の上下左右のそれぞれの位置について何かの処理を行いたいことが頻繁にあります。 その際に向きと座標を列挙したテーブ
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