新型コロナウイルス感染拡大に伴う国の緊急事態宣言が解除され、徐々に日常を取り戻そうとしている今の日本。 ところが、移動の要となる交通機関(鉄道・バス・航空・フェリー)においては、通勤通学で利用される路線を除き、コロナ禍前の状況には戻っておらず、特に都市間長距離交通においては、高速バスを中心に“回復までにはほど遠い"状況のままです。 そんな中、前回の記事でご紹介したJRバス「グラン昼特急号」の様に、感染対策を実施した上で運行を続ける路線や、緊急事態宣言により運休に入るも解除後比較的早く運行を再開する路線も少なくありません。 今回ご紹介する南海バス(本社:堺市)と越後交通(本社:長岡市)が運行する夜行高速バス「堺・大阪・京都~長岡・三条線」もそのひとつ。 関西と新潟県越後地区を乗り換えなしで結ぶ夜行交通機関として親しまれており、コロナ禍前の週末や繁忙期には混み合う路線でもありました。