東急は「ミルキーウェイ」、南海電鉄は「サザンクロス」と、運行事業者によって異なる愛称を採用。 のちに両社はそれぞれの愛称で高速路線を全国各地に展開していくことになります。 車両は、3列&4列シート30人乗りという、当時としては珍しいシート配列を採用。 車内に飲料水の自動販売機を備えるなど、意欲的な車内設備も「売り」のひとつでした。 利用率は好調に推移していましたが、夜行高速バスの運行コストが年々増大するにつれて、特に東京側の事業者では乗車率が高いにもかかわらず利益率が低下。 そのため、東急バスは1998(平成10)年9月30日をもって夜行高速バスから全面撤退することになり、代わりにJRバス関東が運行に参入、「ドリーム和歌山号」として再出発します。(南海側では引き続き統一愛称「サザンクロス号」を使用。) 2001(平成13)年10月1日には、南海電鉄のバス事業分社化により、南海バスへ移管。
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