ライブドア事件で上告中の元社長、堀江貴文被告(37)が、故永田寿康元衆院議員らによる「偽メール」問題で名誉を傷つけられたとして、民主党に3300万円の損害賠償などを求めて東京地裁に提訴した訴訟が和解していたことが30日、分かった。堀江被告が自身のブログで明らかにした。民主党が堀江被告に300万円の和解金を支払うとともに、「メールは事実無根だった」と認める謝罪文を堀江被告に送付したという。堀江被告が今年6月に提訴していた。 訴状によると、永田元議員は平成18年2月の衆院予算委員会で、堀江被告が選挙コンサルタント費用の名目で自民党の武部勤幹事長(当時)の次男に3千万円を振り込むよう指示したとする内容の「偽メール」を読み上げた。 メールは最終的に偽物と判明しており、堀江被告側は「事実に反する明らかな虚偽。社会的評価を低下させた」と主張していた。