米国で4月に開催されたセキュリティ・カンファレンス「CanSecWest」で,OS Xを実行している米Appleの「MacBook Pro」に侵入できる人を募集する「ハッキング・コンテスト」が行われたことをご記憶の方も多いだろう。侵入対象のノート・パソコンが賞品になっていたほか,米3comの一部門であるTippingPointが,OS Xへの侵入に使われたぜい弱性の詳細に対する独占権と引き換えに,1万ドルの賞金を出していた(関連記事:オープン・ネットワークを利用する上での大きなリスク)。 このハッキング・コンテストでは,成功者が現れた。Dino Dai Zovi氏はShane Macaulay氏と協力して,Apple QuickTimeとJavaの組み合わせに存在するぜい弱性(Dai Zovi氏が発見)を利用したのだ。このぜい弱性によって,彼らはOS Xのコマンド・シェルにアクセスすること
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