【ニューヨーク=松尾理也】米アップルのタブレット型コンピューター新製品「iPad(アイパッド)」の販売が3日午前(日本時間同日夜)、米国内の直営店などで一斉に始まった。ニューヨーク市マンハッタンのアップルストア旗艦店では、開店時間と同時に列を作って待っていたファンから歓声が上がった。 前日午前5時から並んだというペンシルベニア州の女性(66)は、ロイター通信に、「一緒に来た娘や孫は、iPadを買えてとても興奮している」と話した。 携帯式音楽プレーヤー「iPod」、携帯電話「iPhone」と大ヒット作を連発してきたアップルの新製品とあって、出版、新聞、映画、ゲームなど今後iPad上でのコンテンツやサービスを提供することになる業界にも期待が高まっている。 「iPodが登場したときは、音楽業界はアップルに反発した。その結果(としての失敗)を見た今、出版業界に(共存共栄を目指す以外の)選択肢は事実