JPCERT/CCは、企業を中心に被害が起きている「標的型攻撃」とリムーバブルメディアで感染するマルウェアの2つの脅威について詳細分析を行った報告書を公開している。 JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月19日、セキュリティの脅威動向について詳細分析を行った2つの調査リポート「2008年度ITセキュリティ予防接種実施調査報告書」および「USBメモリ経由の感染機能を持つマルウェア調査報告書」を公開した。 2008年度ITセキュリティ予防接種実施調査報告書は、同センターが一般企業や自治体などで実施した「標的型攻撃」に対処するための演習について、実施結果を分析した。USBメモリ経由の感染機能を持つマルウェア調査報告書では、USBメモリなどのリムーバブルメディアを経由して感染を広げるマルウェアの分析と対策などを考察した。 理解促進が欠かせない 標的型攻撃は、特定の組織や