photo by Harald Groven 半年ほど前から、子どもが寝る前に昔話をしている。 最初は桃太郎ばっかりだったが、最近は、鶴の恩返し、笠地蔵、シンデレラ、浦島太郎がラインナップに入っている。 とはいえ、毎晩のことなので、毎回同じように話すと、こちらも退屈してしまう。 そこで浦島太郎なら亀を助けるシーンをクローズアップしたり、鶴の恩返しなら、鶴が「見ないでください」っていうのを5回ぐらいやって、ダチョウ倶楽部の「絶対押すなよ」ぐらいに、分かりやすくしてから「やっと見る」という展開にしている。 これが意外と面白い。 子どもはもちろんだが、自分自身、次の展開をどうしようとか、今日はどこに着目しようなど、なんだか物語の演出家になったような気分で、色々と脚色できるのだ。 最近ハマっているのは、浦島太郎が戻ってきた時に、知っている人がいなくなっているシーン。 あそこを劇的に、切ない感じでや