2010年のデブサミが、自分にとってこれまでと違うデブサミになりそうだと最初に考えたのは、DevLOVEコミュニティで97本の読書会を開いた時だった。 読書会後の懇親会で、この本の監修者であるyusukeさんに、「デブサミで話してみないか」という誘いを受けた。私はその時、yusukeさんが冗談を言っているのだと思った。 そもそも、デブサミは私にとって特別なイベントであり、その特別な場所で私が壇上に立って、話すというのは、好きなプロ野球球団から、バッターボックスに立ってみないかと言われているのと同じことを意味した。 ところが、yusukeさんの次の一言が深く自分に突き刺さり、「デブサミで話す」ということがリアリティのある話として感じられるようになった。 「聞きに来る人が、たとえ10人でも1人でもいいではないか。何を考えているのか、少なくとも私は聞いてみたい。」 こんな嬉しい言葉を一体人生で何