作家の東野圭吾さんが大腸がんで亡くなったと報じられた。SNSでは「大腸がん検診を受けていなかったのだろうか」といった声も見られる。実際のところはどうだったのか私は知らないが、仮に大腸がん検診を受けていたとしても、大腸がんで亡くなることはある。 大腸がん検診は、大腸がん死亡を減少させることが証明された、有効性のあるがん検診である。現在の日本では、40歳以上に対して年に1回の便潜血検査による大腸がん検診が推奨されている。該当する人たちは、ぜひ大腸がん検診を受けることをおすすめする。症状がなくても検診を受けよう。というか、症状がない人たちががん検診の対象である。便通異常や血便といった症状があれば、検診を待たず、すみやかに医療機関に受診すべし。 便潜血検査による大腸がん検診の有効性はどの程度か? さて、「大腸がん検診を受けていても大腸がんで亡くなる人もいる」ことと「大腸がん検診は大腸がん死を減少さ

