●プロローグ 1960年後半から1970年初頭の日本は「今日より明日を夢見る時代」でした。その象徴が1970年の大阪万国博覧会であり、第17回東京モーターショーだったと思います。東京モーターショーの「未来」の中にあって、実際に走ることを感じさられたのがマツダRX-500であったことが思い出されます。 RX-500は、東京モーターショーを皮切りに全国各地、世界各地のモーターショーで展示されました。1978年にサバンナRX-7の誕生した頃、黄色からシルバーに塗り替えられました。そのRX-500はRX-7のプロモーションに活用された後、30年間倉庫の奥に眠っていました。 今回、RX-500を広島市交通科学館が「まぼろしのスーパーカー展」に展示するために、マツダの協力を得て30年ぶりに持ち出し修復を終え展示となりました。 RX-500の修復はコジマKE007をグッドウッドで走らせた、ガルフ