研究目的と背景 (1) 当研究室では, 継続を基本としたプログラミング言語 Continuation based C (CbC)を開発している. この言語は, Cから関数呼び出しや for ループ制御などを」覗き, 同等の動作はすべて継続でを用いて実現することで, Cよりも細かい動作を可能にしている. 本研究では, CbC の特徴を生かす例題として, 正規表現エンジンに着目した. 研究目的と背景 (2) シンプルで保守性に優れ, かつ性能の高い正規表現エンジンの実装が望ましい. 生産性の高い言語によって実装したプログラム(生成系)から, 抽象度が低く性能の高い言語(CbC/C/Assembly)のコード生成を行うプログラミング手法がある. この手法では, 性能を保ったまま開発効率に優れるという利点がある. そこで本研究では, 与えられた正規表現を認識するCbCによって記述されたソース