われわれの携帯電話は持ち方を気にする必要がない−。年内に携帯向け基本ソフト(OS)を刷新する予定のソフトウエア最大手、米マイクロソフト(MS)のケビン・ターナー最高執行責任者(COO)は14日、持ち方によって受信感度が悪化することが問題となっている米電子機器大手アップルの携帯「iPhone(アイフォーン)4」を痛烈に批判した。 MSの現行OSを搭載した携帯はiPhoneなどに押されて苦戦しており、新OSで巻き返しを図る構え。 ワシントンで開かれた会合に出席したターナー氏は、MSが2007年1月に発売したが不人気に終わり、経営の足を引っ張ったパソコン向けOS「ウィンドウズ・ビスタ」まで持ち出し、iPhone4が「アップルにとってのビスタのような存在になるんじゃないか」とこき下ろした。(共同)