岸田文雄首相は衆院選の日程と重なる主要20カ国・地域(G20)首脳会議などの国際会議への対応について、「会議は国際社会において大変重要な会議だと認識している」としたうえで、「リモートの技術で参加することも可能。そうした技術を使うことによって日本の発言、存在力をしっかり示したい」と述べた。 また、新型コロナ対策として個人への現金給付を実施するか問われると「コロナ禍で大変苦しむ弱い立場の方々、女性や非正規、学生のみなさんに、個別に現金給付を行うことは考えていきたい」と表明。ただ、金額については今後、与党とも協議したうえで決める考えを示した。 一方、新型コロナ対応に当たる厚生労働相、ワクチン担当相、経済再生相をすべて交代させたことの妥当性を問われると、「(新たな3大臣は)それぞれの分野で活躍してきた有能な人材だ」と強調。「担当大臣がいかにうまく連携していくか、協力し合うかが重要なポイントだ」と述