(前回からの続き) 《日本の部品メーカー》 日本の最終製品メーカーは、中国や台湾などの安価な製品に押されて世界での影響力を失いつつあるけれども、部品メーカーの中には、世界市場で高いシェアを保っている企業がまだまだ多い。半導体業界のキーエンスやロームはその一例である。とりわけ、半導体業界では後発組であったロームは、ユニークな仕組みで競合他社を凌駕した。 ロームは、顧客にあたる最終製品メーカーのニーズをより深く理解するために、顧客企業の”業種別”に組織を構成した。つまり、家電メーカー担当部門、自動車メーカー担当部門、PCメーカー担当部門・・・といった具合だ。設計、製造、営業の担当者はみな、顧客企業の工場に張りついて顧客の製造プロセスをじっくりと観察し、顧客ですら気づいていなかった潜在ニーズを掘り出して製品を提案していったそうだ。 アップルのiPodは、日本の部品メーカーに大きく依存していること
第5回 小山流必勝プレゼン術 〜クライアントも味方につける“究極の技”〜 (取材・文=山田いつき 写真=箱崎愼一) 小山薫堂さんは日本大学芸術学部在学中から、放送作家として活動する。「カノッサの屈辱」や「料理の鉄人」など、数々の番組をヒットさせ、「トリセツ」では2003年に国際エミー賞を受賞。「世界遺産」や「ニューデザインパラダイス」などの多くの話題作品を企画しながら、コラム・小説の執筆、ラジオのパーソナリティーなど幅広く活躍する。そんな数々の企画プレゼン経験を持つ小山さんに、彼なりのプレゼンに対する流儀を聞いてみた。 “言い切るプレゼン”より“余韻を残すプレゼン” ——現在のお仕事では、どのような状況でプレゼンを行うことが多いのでしょうか。 様々なパターンがあるのですが、こちらからクライアントに企画を持ち込んだり、コンペで他社と競い合ったりというよりは、代理店から正式な仕事の依
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く