●さよなら、ココ 様々な企画で個性的な自分をさらけ出し、その存在を印象付けた鉄骨TOKIQの長瀬ことココ・ソー29歳。12月14日、ココは新たなる自分を見つける為、楽しかった日本での生活に終止符を打ち、アメリカへ旅立って行った。 1999年12月10日。鉄骨!DASH!!の収録スタジオ。「今日は永久保存版!! 3倍で撮るなよ!」司会のリーダーの第一声は、今回の鉄骨!DASH!!の収録が特別なものであることを意味していた。 それは収録前から始まっていた。楽屋で一人妙に明るく振る舞うココ。対照的に、彼にどう接したらよいのか戸惑う他のメンバー。 実は事前にココからTOKIQを卒業して5日後には日本を離れ、アメリカへ行く事を聞かされていたのである。 そして収録本番。半生を描いたVTRが再生されると同時にココの表情が固くなった。 1970年7月23日。ミャンマーのヤンゴン郊外で産声をあげたココ・ソー