先月19日、アップルが第3四半期(4~6月期)決算を発表した(アップルの会計年度は9月締め)。 各種メディアが報じた通り、引き続き業績は絶好調。第3四半期を終えた時点で、売上、利益ともに、昨年度の年間業績を既に大きく上回っている。 好調な業績発表を受けて株価も値上がり。7月26日には初めて400ドルの大台に乗せた(その後少し値下がり)。業績不振にあえいでいた1997年頃と比較すると、株価は80倍に膨れ上がった。 7月末時点で、アップルの株式時価総額は3,620億ドル(約29兆円)。これは、マイクロソフト(2,295億ドル)とインテル(1,182億ドル)の合計よりも大きい。マイクロソフトのウィンドウズとインテルのプロセッサーを搭載した、いわゆる「ウィンテル」パソコンに市場を席捲され、経営危機に陥っていた時代のアップルを知る者にとっては、隔世の感がある。 7月末現在、アップルの株式時価総額は、