■ロバート・スペクター『アマゾン・ドット・コム』(日経BP社)[bk1,amazon]を読む。山形浩生さんの解説が実に親切である。何章を読めばいいか、読むときどこに気をつけて読めばいいかが懇切丁寧に書いてある。本の解説はかくあるべしと思った。 ■極東ブログさんへの16の質問(注:この件に関する3日分のやりとりをまとめ、finalventさんの書き込み内容を赤い色で表示しております。) 遅ればせながら、小熊英二と太田朝敷に関する補足(↓内容は以下に引用、赤い色で表示) ”「結局〜皇民化の推進者」といった一方的な裁断ではなく、彼の言説の意図、効果、限界などを、距離を取りつつ客観的に位置づける” とmorimori_68さんがご指摘されるのはわかります。小熊英二についてその言及が妥当であるとも思います。ただ、私は2点の問題を感じているのです。 1つ目は、ポストコロニアル論やカルチュラル・スタディ