今回のテーマはコピーワンス緩和について。総務省はデジタル放送録画のコピーワンス問題に対して、9個までのコピーを許す方向で放送局に要請を行なうという。HDDに番組を蓄積しながら9回のコピーが可能で、10回目はムーブという運用ルールになる。早ければ来年にも、対応する製品が登場する可能性がある。しかし、本当にこの方法でいいのだろうか? 今回の緩和が実現されれば、今後は当面の間(もしかすると永遠にかもしれない)、私的複製を緩和しようという議論には発展しないだろう。ここはきちんと、ユーザーにとって良いものかどうかを考えておく必要がある。 ■ 回数が増えれば問題は解決する? デジタル放送のコピー制御は、放送パケットの中に含まれる2bitのフラグで示されているのをご存知だろうか。ダビング時にいつも不便やリスクを強いられる、通称「コピーワンス」は、この2bitのフラグで示されるCOG(Copy O
2011年のアナログ放送廃止が決まっているのに、地上波デジタル放送の不人気ぶりは隠せない。総務相の諮問機関、情報通信審議会の下部組織は7月、デジタル放送から録画したビデオは1回しか複製を許さないコピーワンス規制を緩和して9回までとする方針を固めた。しかし、実現するとしても既に出回っているDVDレコーダーの多くには適用できず、開発される新製品を買い換えなければならない。 現行のコピーワンスはコピーを許しているのではなく、ハードディスクに録画したハイビジョン番組をDVDに標準画質に落として焼き付けると、元のハイビジョン番組は自動消滅してしまう。この際にDVDメディアの不良や操作ミスがあって複製が出来なくても消えてしまうため苦情が絶えない。 「追跡」(gore-gore日記)は家族も見る番組をDVDに移して持ち出してはいけない、現在の不便さをこう書く。「デジタル放送のコピーワンス規制は困ったもの
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