2007年に最も話題となったネットサービスの1つが「ニコニコ動画」だ。動画上に複数のユーザーがコメントをつけられる点が特徴だが、このサービスはオンラインゲームと解釈できる、と日本技芸のリサーチャーである濱野智史氏は述べる。 これは、3月14日、東京千代田区のベルサール神田で開催されたオンラインゲームとコミュニティサービスのカンファレンス「OGC 2008」における講演で語ったものだ。 ニコニコ動画は「MMO-Virtual-RTS」というジャンルのゲーム 濱野氏は「当たり前のことだが、ゲームもウェブも、情報技術を通じて設計、構築されている“環境(アーキテクチャ)”という共通点がある。今回は、その両者を隔てなく見るという視点を提示したい」とし、ゲーム名=ニコニコ動画、ジャンル=MMO-Virtual-RTS(多人数同時参加型バーチャルリアルタイムストラテジー)と例えて話を進めた。 ニコニコ動