幻冬舎新書の周辺がにぎやかなようだ。 唐沢俊一の盗作疑惑が話題を呼んだと思えば、今度は日垣隆である。*1 ⇒日垣隆の盗作事件を検証する ⇒盗作問題の類似点検証素材 そもそも、日垣隆『すぐに稼げる文章術』は、読後に「日垣隆にしては随分と質が落ちるなあ」と感じていた本で、内容の良し悪し以上に、この本を「好きになれない」という感覚が強かった。以前、自分のエントリの内容について、コメント欄で、この本との類似点を指摘され、むきになって反論したのも、そのせいである。 今回、盗作騒動が出てきたおかげで、腑に落ちた部分もあるが、これを機に、何故、自分がこの本を好きになれないのか、を、改めて探ってみることにした。 なお、この種の、いわゆる文章読本*2をしょっちゅう読んでいる自分としては、これまでに読んだ中で好きな3冊を比較の意味で何回か取り上げ、『すぐに稼げる文章術』も含めた4冊について、文章中では以下のよ