週刊東洋経済2010年2月6日号(2月1日発売号)の特集「2020年の世界と日本」の「日本のコンテンツは世界で勝てるのか」から要旨抜粋。 世界に「クールジャパン」など普及していない。 麻生太郎前首相の「2020年には20兆円から30兆円規模の一大産業に育成し、50万人の雇用を創出」の掛け声とはかけ離れた現況に日本のコンテンツは置かれている。今後10年間は国内市場も衰退し世界市場で生き残れるのかさえ不明だ。 宮崎アニメや「おくりびと」のヒットで「クールジャパン」ともてはやされた日本のコンテンツだが、海外収入はわずかで「コールドジャパン」と呼ぶのがふさわしい。マンガやアニメも、海外にファンは多くてもビジネスとしては失格。 この記事を担当した「ウェイクアップ・ニッポン!研究会」が名付けた「コールドジャパン」産業の特徴は、1.国内に独自価値の大市場を持つ、2.世界市場の可能性があると周囲か