歩道でベビーカーや車いすを利用する際、横断歩道や車両乗り入れ部の急勾配で怖い思いをした人もいるのではないでしょうか。それは古い設計の歩道かもしれません。新しい設計の歩道は大きく改善されています。 バリアフリーを考えた「セミフラット形式」 道路の設計は年々新しくなっています。この道路は古い設計か、新しい設計か、沿道の風景以外で見分けるポイントのひとつに「歩道の高さ」が挙げられます。 拡大画像 セミフラット歩道。車道よりも少し高い位置にあるが、全体がフラット。車道と縁石と柵で仕切られている(大貫 剛撮影)。 歩道には自動車が入ってこないように、車道との境目に段差をつけます。従来の歩道は、車道より1段高く盛り上げた「マウントアップ形式」と、車道と路面の高さは同じで、白線やブロックで仕切られただけの「フラット形式」がありました。 どちらを採用するかは、道路の排水溝の位置も関係します。「フラット形式