前回は「addJavascriptInterface方式(後編)/ネイティブからJavaScriptへ値を渡す」を説明しました。本稿はその続きです。 ■ 11.5 カスタムURLスキーム方式 今度は、カスタムURLスキームを用いてJavaScriptからネイティブ側へ命令を投げる方法を紹介します。この方法はAndroidとiOS、両方のプラットフォームで利用できます。 iOSのUIWebViewクラスとAndroidのWebViewクラスの両方で、オリジナルのスキームを持ったURLに対する読み込み方法を制御できます。例えば「http://」から始まるURLは通常どおりページを読み込ませるけれども、ある特定のスキームを持ったURLを読み込む場合は全く別の挙動をする、といった設定ができます。 この方法では、JavaScriptからネイティブへ値を受け渡すことはできますが、ネイティブから結果を受