ここ最近、Webブラウザ戦争と言っていいほど、各陣営のメジャーバージョンアップが盛んだ。HTML5やCSS3への対応に加え、省スペース化の傾向が目立つインタフェースも話題になることが多い昨今のブラウザだが、ユーザー側からしてもっとも大きな注目点はずばり「高速化」ではないだろうか。 トレンドは「高速化」、原因はChromeの存在 近ごろメジャーバージョンアップが行われたブラウザ、具体的には「Firefox 4」や「Internet Explorer(IE)9」はいずれも特徴の1つとして「高速化」を掲げている。なぜ各社は、こぞって動作の高速化に注力するようになったのか。その原因が「Google Chrome」にあることは、ほぼ間違いないだろう。 2008年9月に登場し、いまや全世界で10%以上のシェアを持つに至ったGoogle Chromeは、GmailやGoogle Readerを読み込む際