間抜けな話 2009年12月22日 (これまでの 小田切博の「キャラクターのランドスケープ」はこちら) 私事で恐縮だが、前回の記事でも少し触れたように12月17日から20日まで京都国際マンガミュージアムでおこなわれた国際学術会議で、マンガ評論家の夏目房之介、ベルギーのマンガ研究者、パスカル・ルフェーブルの2氏との「グローバル化における越境とマンガ研究」と題するセッションに参加してきた。 そもそもこのお話をいただいた時には、学者としての肩書きがあるわけでも、特に知名度が高いわけでもない私になぜこんな話がきたのかさっぱりわからなかったのだが、事実上このイベントのプロデューサー兼ディレクター役を果たした京都精華大学のジャクリーヌ・ヴェルント氏(私たちのセッションの司会役でもあった)から直接その意図を聞いた際に、その理由に深く納得して二つ返事でお受けすることにした。 それは「たしかにそんなことは他