古典の「論語」が子ども向けテレビ番組で取り上げられる機会が増えてきた。また、子ども向け論語塾も注目され、関連書籍なども増えているという。子どもと論語のかかわり方について考える。 「子(し)いわく知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼(おそ)れず!」。「仁義礼智信」と書かれたマントを着けたヒーロー「ロンゴマックス」が論語の一節を唱えると言葉が「ことだまパワー」を帯びて悪者を倒す。そんなユニークなアニメが子ども番組「be ポンキッキーズ」(BSフジ=月曜~金曜前7・30)で15日からスタートする。 1973年にスタートし、国民的キャラクターの「ガチャピンとムック」を生み出した子ども番組「ひらけ!ポンキッキ」の系譜をくむ同番組。番組の制作会社「フジテレビKIDS」は「論語プロジェクト」と題し、今年から論語を積極的に取り上げている。 「ロンゴマックス」は荒廃した近未来で、孤児たちのリーダー的存在であ