ブックマーク / kaikaji.hatenablog.com (4)

  • 「中国論」の論じ方 - 梶ピエールのブログ

    人は中国をどう語ってきたか 作者: 子安宣邦出版社/メーカー: 青土社発売日: 2012/11/21メディア: 単行購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る 子安宣邦氏の『日人は中国をどう語ってきたか』は、日思想史研究の重鎮が、明治以来の日の知識人による中国論の丹念な読み直しを通じて、「日思想にとっての中国」とはどういったものか、そしてそれが欠落させてきたものは何か、をあぶり出そうとする力作である。著者が中国研究の「外部」の人間であるだけに、「内部」にいる中国研究者にとってはむしろ盲点になるような、鋭い問題提起を展開したものとして読んだ。 こので批判されている中国論は、二つの類型にわけることができるだろう。一つ目は内藤湖南に代表されるもので、中国をスタティックな文化論の観点から「他者」として語るものである。この議論は、その「冷たさ」の面、中国の動

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    nomurahideto
    nomurahideto 2013/01/22
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  • 見えない自由が欲しくて - 梶ピエールのブログ

    私は行けないのですが、1月23日に東京のほうでこういうイベントがあるようです。 緊急集会「天安門事件と08憲章を考える」 中国の裁判所が09年12月25日、文学者劉暁波氏に懲役11年の厳刑を言い渡したと日の新聞は報じた。彼は中国の民主化を求める08憲章の起草者の一人であり、署名者であった。だが中国におけるこの憲章の署名者はすでに一万人をこえている。ではなぜ劉暁波氏にだけ懲役11年の刑が言い渡されるのか。それは彼が天安門事件の犠牲者たちの証人であり続けているからである。その彼が08憲章の起草者の一人であり、署名者でもあるからである。いま中国ではこれが11年の刑に処せられる犯罪なのだ。私たちは耳を塞ぎ、目を覆わないでこの事実を見よう。私たちはこの事実から逃げてはいけない。この事実を隠して求められる日中の友好とは偽りのものである。それは中国の民主化を妨げるだけではなく、己れの民主主義をも危うく

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  • 大きな政府/小さな政府の対立を超えて - 梶ピエールのブログ

    実践 行動経済学 作者: リチャード・セイラー,キャス・サンスティーン,遠藤真美出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2009/07/09メディア: 単行購入: 8人 クリック: 365回この商品を含むブログ (97件) を見る 邦訳のタイトルはミスリーディングだと思う。確かに前半は行動経済学の説明であるが、むしろそれはツールとしての必要からなされていて、主眼は著者の政治的立場である「リバタリアン・パターナリズム」の内容とその実践に関する説明の方にある。そしてそこにこそ、小さな政府と大きな政府という古典的な対立では捉えられない、現代社会の変化をとらえた書の重要な問題提起があると思う。 例えば、金融危機の後、もっとも必要なのは適切な金融市場の規制であり、ケインズ的な、すなわち裁量的な財政金融政策を安易に復活させるのは誤りだ、という主張が「小さい政府」の支持者から唱えられた。しかし、僕は

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    nomurahideto
    nomurahideto 2009/09/09
    環境哲学には「民意の反映であればたとえ愚かな選択であっても受け入れる」ことを拒否する議論が見受けられる。「科学」を父(錦の御旗)として。
  • おかいもの - 梶ピエールのブログ

    中華民族の多元一体構造 作者: 費孝通,西澤治彦出版社/メーカー: 風響社発売日: 2008/06メディア: 単行購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 中国の民族問題に関する、体制側のイデオローグの集大成とも言うべき書。日人による中途半端な体制擁護の論考を読む時間があったら、まずこちらに当たるべし。 K・A・ウィットフォーゲルの東洋的社会論 作者: 石井知章出版社/メーカー: 社会評論社発売日: 2008/04メディア: 単行 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る 朝日の書評で取り上げられていたので注文したのだが、ざっとめくってみたところトウ小平時代の中国政治や思想状況に対する目配りなどもあって、とても面白そう。あとでじっくり読もう。柄谷さん、いいを紹介してくれてありがとう。 世界史 上 (中公文庫 マ 10-3) 作者: ウィリア

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