少しご無沙汰しました。 この間、例のbing がYSTに取って代わるニュースについての反響などに、negativeな意味で驚いたりしました。何10人もの錚錚たる人々のコメントに、「なぜ?」という視点が欠落していたからです。それでは、技術の本質、ひいてはビジネスの本質に切り込むことはできません。 実用精度の面で、bingが本当に脅威だからこそ、Googleは慌ててCaffeineを公開したフシがあります。Caffeineの検索結果は、正式版Googleの結果と現状、殆ど替わりません。例えば、被リンクをベースにしたPage Rankアルゴリズムの致命的な欠点「古い記事(obsolete, expired articles) が上位に登場しがち」 を10年以上にわたって騙し騙しマイナー改良しつつ及ばない現状をそのままひきずっています。 bingはセマンティック検索エンジンです。主なポイントを2つ
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