1.大迫はザックの擁するFW陣の中で最も決定的な仕事をすることができる。東アジアカップのオーストラリア戦につづいて、ポスト役と得点役の両方をこなせる唯一の選手であることを証明してみせた。ダイレクトでゴール隅に蹴り込んだ1点目は、日本が強豪と対戦する際に必要とされるプレースピードと正確性を兼ね備えたプレーだった。同点ゴールの場面でのラストパスにはおそらくファン・ハールも羨ましさを覚えたことだろう。 2.日本代表には、本田が守備面で過度の負担を強いられない状況でプレーすることが必要だ。守備面での貢献も身につけてきた香川と、遠藤が投入されたことで、本田にはオランダ守備陣をこじ開けるのに必要なスペースが生まれ、それがゴールにもつながった。アッレグリ(あるいはミランの次の監督)がこれを参考としてくれることも期待したい。 3.日本代表の中盤には遠藤が欠かせない。「ヤット」が自然にピッチ内で適切なポ